FX両建ては「ドル円買いとユーロ円売り戦法」の方がおすすめできる。

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FXの異業者両建てスワップサヤどりが投資家界隈で注目されています。

同じ通貨で、買いスワップの高いFX会社で買いを入れて、一方、売りスワップの低いFX会社で売りを入れて両建てとすることで、為替変動のリスクを回避しつつ、スワップの差額を得れるという戦法です。

ですが、色々とリスクが高く、特に、人気を集めているトルコリラの両建てについてはおすすめできません。トルコリラ異業者両建てのリスクは前回の記事で書きました。

参考:トルコリラスワップサヤ取りはおすすめできない理由(異業者両建てFX)

やはり、レバレッジをかけてしまうと、大変動時に一方の口座だけがロスカットされてしまい、リスクが高いことは警告しておきたいです。

では、私は全く両建てをしていないか?というと、決してそうではありません。

完全に為替変動をヘッジ(回避)できるわけではありませんが、実践している両建て戦法があります。

今回は私が実践しており、利益を出している両建て戦法を書きたいと思います。

トルコリラFX両建てがなぜおすすめできないのか?おさらい

前回の記事で書きましたが、トルコリラ円異業者両建てのFXがおすすめできない理由をおさらいしておきます。

  • サヤ取りはレバレッジをかけないと利回りが低い
  • レバレッジをかけると一方だけが強制ロスカットされる可能性が高い
  • 大変動時は値飛びが起き、逆指値注文(ストップ注文)は意味をなさない
  • 大変動時はスプレッドが業者によって大きく広がり、ロスカット狩りに合う
  • スワップの金額は毎月変動するので口座を入れ替えなければならない
  • 二つの口座を使うため資金が2倍必要

(参考:トルコリラスワップサヤ取りはおすすめできない理由(異業者両建てFX)

相場が安定しているときはいいのですが、大変動時に大きく損をしてしまうリスクが高いため個人的にはおすすめできませんね。

FX両建てはドル円買いとユーロ円売りでコツコツ利益をあげています。

そこで、私が実践している両建て手法は

「ドル円買いとユーロ円売り戦法」です。

メジャー通貨であるドル円を買い、一方、ユーロ円を売ります。

これを異業者ではなく、同口座内でやります。

ドル円とユーロ円はある程度の相関関係がありますので、両建てすることで、ある程度、為替変動のリスクを抑えることができます。

ドル円買いはもちろんスワップを受け取ることができますし、さらに、ユーロ円売りも僅かですがスワップをもらうことができるので、インカムゲインは売り買いともにプラスになるというわけです。

では、実際に検証してみましょう。

ドル円(USD/JPY)とユーロ円(EUR/JPY)の相関関係

まずは、ドル円買いとユーロ円売りを両建てすると本当に為替変動リスクを抑えることができるか、両通貨のチャートを見てみましょう。

まずは、ドル円です。

ドル円チャート2019年4月(ドル円チャート 2009年~2019年)

続いてユーロ円です。

ユーロ円チャート2019年4月16日(ユーロ円チャート 2009年~2019年)

ドル円は75円~125円、ユーロ円は94円~149円と、レンジ幅はほぼ同じで、相関関係もおおむね一致していますね。

ユーロドルを見てみるとわかります。

ユーロドルチャート2019年4月16日(ユーロドルチャート 2009年~2019年)

1.0~1.5の幅で、やはり、ある程度の差はあります。

ですが、幅が約50%ですので、これまでの10年の歴史と同じであると過程すると、レバレッジが2倍以内であれば、10年間ロスカットされない計算になります。

ちなみに20年で見てみると

ユーロドルチャート20年
(ユーロドルチャート20年:引用元:日経平均株価 AI予想

となっており、トルコリラのように数カ月で40円から15円に暴落したりなど、そういったリスクは低くなっています。

もちろん、何が起こるかは分かりませんので、レバレッジは低く運用することをおすすめします。

スワップ金利を検証

続いてドル円買いとユーロ円を売りを両建てしたときのスワップ金利を検証します。

米国は利上げが続いており、スワップ金利も上がってきています。

まずはドル円買いのスワップ金利を各社みてみましょう。

(ドル円スプレッド各社2019年4月時点)
FX会社名スプレッドスワップ最低取引通貨単位
GMOクリック証券
(くりっく365)
変動88円10,000
SBI FXトレード0.27銭~83円1
みんなのFX0.3銭80円1,000
GMOクリック証券
(FXネオ)
0.3銭(原則固定)75円10,000
DMM FX0.3銭66円10,000
外為ジャパン0.3銭66円1,000
外為オンライン1.0銭45円1,000
インヴァスト証券
0.3銭38円1,000
JFX0.3銭30円1,000
ヒロセ通商0.3銭20円1,000

米国金利利上げも続いており、スワップ金利も高くなっています。

10,000ドル当たり1日80円以上のスワップ金利も出ており、年間利回りに換算すると2%を超えてきます。
(参考:米ドルFX積立投資をはじめてみます。~外貨積立におすすめ~

続いてユーロ円売りスワップを見てみましょう。

FX会社名ユーロ/円売りスワップ最低取引通貨単位
SBI FXトレード0.39銭~8円1
GMOクリック証券0.5銭 (原則固定)7円10,000
外為ジャパン0.6銭7円1,000
DMM FX0.6銭7円10,000
インヴァスト証券
0.6銭5円1,000
セントラル短資0.97銭2円1,000
OANDA Japan0.7銭0円1
JFX0.6銭0円1,000
みんなのFX0.4銭0円1,000
ヒロセ通商0.5銭-15円1,000
(ユーロ円FX口座比較:2019年2月時点)

僅かではありますが、スワップ金利が発生します。

SBI FXトレードであれば、米ドル買いは約80円、ユーロ円売りは約8円発生しますので、両建てすることで、両方ともプラスのスワップを得ることができます。

しかも、上述した通り、ある程度の為替変動のリスクを抑えながらスワップ金利を得ることができます。

しかも、同口座内ですので、異業者両建てより資金が半分で良いというメリットもありますね。

実際の取引手法:かんべえ流、ドル円買い、ユーロ円売り両建て手法

以上、ドル円買いユーロ円売り同口座内での両建て戦法のメリットについてご理解いただけたかと思います。

では、具体的にどうやってトレードしているか?

私のやり方は完全に同額を両建てするのではなく、円安になれば、ユーロ円売りの配分を多くしていく戦法です。

順を追って説明すると

1.SBI FXトレードを使う

上記比較表のとおり、SBI FXトレードはスワップ金利も高く、スプレッドも狭いためおすすめ。また、1ドルから取引ができるので、1取引当たり少額からできるで便利です。

【SBI FXトレードの評判】なぜおすすめできる口座なのか?利用歴6年が語ります。

2.レバレッジは2倍以内

例えば10万円口座に預けたのならドル円は2000ドルまで、ユーロ円売りは2000ユーロ弱までに保有ポジションを抑えて取引をします。

3.取引単位は300ドル、300ユーロずつ取引する

1回の取引額は300ドル、300ユーロ単位でやっています。少額ですが、これだと大変動時もレバレッジを2倍以内で抑えれるので、落ち着いて取引をすることができます。むしろ暴落時には安値でドルを多く買うようにしています。

4.円高時にはドルを買ってユーロを決済、円安時にはドルを決済してユーロを売る

完全に同額を両建てして放置するのではなく、為替の動きに合わせて売買益も得ていきます。

2019年4月の相場ですと、ユーロが130円くらいになったら300ユーロずつ売っていくようにしています。逆にドル円は112円あたりから売っていきます。

円高になったときはユーロ円を決済していき、ドル円は買っていくという感じです。

完全な両建てではありませんが、ドル円は80円くらいまで、ユーロ円は150円くらいまでは変動すると見込んで、保有ポジションの配分も決めています。

少し裁量トレードも入れる感じですね。

わからない方は同額を両建てしておけばいいでしょう。

完全な両建てではない

私のやり方は完全な両建てではありません。上述した通り、円高ドル安時には米ドルを多めに買っていき、ユーロ円売りを決済していくというわけです。

例えば2019年1月のフラッシュクラッシュの時

まずはドル円買い約定履歴です。

ドル円買い約定履歴2019年1月

1ドル107円まで暴落したので300ドルずつ買っていきます。このような暴落はすぐ戻る傾向があるので、多めに買いました。

続いてユーロ円売りです。ユーロ円売り2019年1月約定履歴

2018年に130円台でユーロ円を売っていましたので、かなり利益を得れるチャンスでしたね。120円を割るところまでいったので、決済を増やしています。このときは200ユーロずつ取引していたようですね。

かなりコツコツで、少額ではありますが、米ドル円買いユーロ円売りの両建てでスワップを得ながら、裁量トレードで決済利益も得て、利回り5%~10%を目指しています。

同口座内での両建てだからリスクが低い!

ちまたではやっているトルコリラの異業者両建ては別口座のため、どちらかが大変動時にどちらかがロスカットされる可能性が高いですが、この手法は同口座内のため、ロスカットされるリスクは大分低いです。

円高になると、ドル円買いは含み損が増えますが、一方、ユーロ円売りは含み益が増えますので、レバレッジを大きくしていなければ、ロスカットされません。

証拠金はトータルの損失で判断されますので、溜まっていたスワップもガードとなり、保有し続けれるはずです。

現時点の残高照会

この記事を書いているのが2019年4月ですが、現時点の保有ポジションはこのようになっています。

2018年ユーロ円は130円を超えていましたので、この時にユーロ円売りの配分を多くしていました。

そして、2019年となり、ユーロが125円くらいまで下がりましたので、決済しつつ、次のユーロ高を待っている感じです。

ドル円も107円あたりで買いポジションを多く入れていましたので、現時点では、ドル円もユーロ円売りも両方利益が出ている状態です。

円安になったらドルを決済、ユーロを売り、円高になれば、ユーロを決済、ドルを買う。

これを繰り返しつつ、スワップ金利も得て、コツコツ堅実に稼いでいきたいと思っています。

ちなみにポーランドズロチ円、ユーロ円売りというのもあるらしいが・・・

同口座内で両建てして、為替変動のリスクを回避して、スワップ金利だけを得る手法として

ポーランドズロチ円とユーロ円を両建てする手法というのもあるらしいです。

ポーランドは政策金利1.5%ほどで、ズロチ円(PLN/JPY)は現在約30円で、スワップポイントはFXプライムbyGMOで10,000通貨あたり15円計上されるそうです。

参考利回りは

(10,000通貨×30円)÷(15円×365日)=1.82%

これを相関関係のあるユーロ円売りと両建てすることで、為替変動のリスクを抑えながら、サヤ取りができるそうです。

しかし気になる点として

  • そもそもポーランド通貨って大丈夫なのか?
  • FXプライム以外ほとんどのFX業者で取り扱っていない
  • スワップ金利もFXプライム以外は少ない。しばらくしたらスワップが下がるのでは?
  • FXプライムだと1000通貨単位の取引となり、しかも10,000通貨でないと手数料がかかるので、取引規模が大きくなる。ドルユーロのように小刻みにトレードができない。

と、ちょっとわからない点が多く、私はやらない予定です。もう少し調べてみてやる意味があるのであれば、またしっかりと書きたいと思います。

ドル円買いとユーロ円売り戦法 まとめ

以上、私が実践しているFX両建て戦法について書きました。

まとめますと

現状、ドル円買いとユーロ円売りの両建てがうまくいっている

  • ドル円とユーロ円はある程度の相関関係があるので両建てが有効
  • ドル円買いもユーロ円売りもスワップがプラス
  • 同口座内での両建てなのでロスカットリスクも低く、異業者両建てより資金が少なくて済む
  • 円安の時にドルを決済し、円高の時にユーロ円売りを決済して、バランスよく決済利益も得る手法がおすすめ
  • SBI FXトレードで300ドル、300ユーロずつ取引をしている
  • レバレッジは2倍以内

といった感じで、あくまで現状の結果ですが、ドル円買い、ユーロ円売りの両建てはうまくいっていますね。

もちろん、これからどう動くかわかりませんので、必ずもうかるという手法では全くありません。

ただ、レバレッジをかけたトルコリラの両建てよりずっといいでしょう。

堅実投資は派手さがなく長期にわたるので、面白くないと思う人も多いかと思いますが、トータルで勝てないと意味がありませんので、グッとこらえて、コツコツやっていきましょう。

ついつい、レバレッジをかけたくなりますが、ロスカットされてしまうと今までの儲けがなくなってしまい、また一からスタートになりますので、ロスカットだけはされないようにしてください。

以上、私が実践しているFX両建て手法について書きました。

堅実に稼ぎたい人にはおすすめですが、投資はくれぐれも自己責任でおねがいいたします。

関連記事:トルコリラスワップサヤ取りはおすすめできない理由(異業者両建てFX)

使用口座:SBI FXトレード

解説:【SBI FXトレードの評判】なぜおすすめできる口座なのか?利用歴6年が語ります。

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“FX両建ては「ドル円買いとユーロ円売り戦法」の方がおすすめできる。” への2件の返信

  1. わかりやすい説明をされているので、私のブログの教科書にさせていただきたいです。Twitterのフォローをさせていただきます。

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