ビットコインの基礎と今後の見通し【始めるなら少額からがおすすめ】

インターネット上の仮想通貨の代名詞ともいえる「ビットコイン」が、過去最高ともいえる上げ相場に入っています。

ビットコインの最近の上昇相場について

5月2日には、1BTC(ビットコイン)=1466ドル(1ドル=111円換算で約16.2万円、以下同)で過去最高値を更新したかと思えば、その後も上値を伸ばして行き、5月5日には1600ドル(約17.8万円)を超え、その後、少し戻したものの、1500ドル(16.7万円)台で推移し、5月9日に急進して、1700ドル(19万円)に、5月11日には1892ドル(21万円)のまたもや過去最高値を更新。

実近は1800ドル(20万円)前後で取引されている模様です。

半月で3割も上昇するというのは、なにか狂気的な雰囲気もありますが、もともと発行数に限りがあり(2100万BTCとも)、時間が経過するにつれ、新規供給が難しくなる性質上、そろそろその限界がみえつつある中で、インフレとも言える相場の上昇は致し方ない面もあるのかもしれません。

現実に「昨年夏時点で、ビットコインの供給量は年率4%と、従来の8%から半減した」(米調査会社アナリスト)との見方もあり、その希少性がクローズアップされれば更なる上値更新もあるでしょう。

とはいえ、1年前には450ドル(5万円)ほどでしたし、今年3月にも900ドル(10万円)を下回ったこともあるように、ちょっとしたコトで価格の暴騰・暴落が起こりやすい通貨でもあります。

※ビットコイン/円のチャート
さて、ビットコインというと、リアルな物質としての形、つまり貨幣や紙幣としての実体が存在しない(一応、悟コインというモノもあるにはありますが)ことから、電子マネーなどと混同されがちです。

ビットコインの特徴

たしかに、モノやサービスを買うときの決済手段や、送金方法として同一性はありますが、決定的に違う点として

①法定通貨との換金性がある。

②発行主体が存在しない。

③発行数に上限がある。

などが挙げられます。

①法定通貨との換金性がある。

①は例えばプリペイド式(料金チャージ方式、nanacoやSuicaなど)でも、ポストペイ(料金後払い、クレジットカードなどからの引き落とし式)にしても、一度電子マネーというカタチにしてしまうと、元に戻せないという制約があります。

円→電子マネー○

円←電子マネー×

しかし仮想通貨は「円⇔仮想通貨」がOKなんですね。

「法定通貨との換金性がありつつも決済・送金にも使える」というのが、仮想通貨が普及する上で一番の武器になっています。

もちろん実際の通貨を使わずに金銭のやりとりをするところは電子マネーに似ていますが、電子マネーは使える範囲がエリアや企業などに限定されているのに対し、仮想通貨は全世界共通で使えるという違いがあります。

テレビゲームのロールプレイングゲームをやったことがある人は、ゲームの世界はどこでもおなじお金で武器や道具が買えたのを覚えているかと思いますが、まさにあのシステムが現実社会に出現したのです。

ちなみにコインマップで日本や世界のどのくらいの地域で使えるかが分かります。

②発行主体が存在しない。

リアルマネー(法定通貨)は、政府や中央銀行など管理者が存在します。

たとえば、1000円札に「日本銀行券」と書いてあるのは”「日本銀行」がこの紙キレを1000円の価値があるものとして保証しますよ”って意味です。

電子マネーもカードの残高を、発行した企業や団体が保障してくれてます。

しかし、仮想通貨にはそういったモノは存在せず、ブロックチェーンという、仮想通貨の取引履歴を残すことにより、その価値を定義しています。

さらに重複した取引や、データの偽装・改ざんなどの対策のために公開鍵暗号(キー)を使った暗号科技術を取り入れることで安全性を確保しています。

ようするに、世界中のコンピュータ上に帳簿があって、それぞれが監視し合って不正を防いでるってことですね。

③発行数に上限がある。

発行上限は2100万ビットコインです。

現在は既に1600万ビットコインが採掘されていますが、2100万に到達するのは2140年だといわれています。

発行量が決まっているので需要が高まるほど価格が上がるというワケです。

ビットコインの発行(発掘”マイニング”と言われている)は10分ごとに全ての取引記録を、取引台帳に追記することで、ネットワーク上に分散されて保存されているメインの取引データと、追記の期間に発生したすべての取引のデータの照合作業になります。

要するに、データのメンテナンスですね。

この作業には膨大な計算量が必要となります。なにせ今までの取引を記帳しているメインデータ&ニューデータのすべてが間違いないかどうか正確に検証してから追記しなければならないからです。

そこでビットコインでは、この追記作業に有志のコンピューターを借りています。

遊んでいるコンピューターの計算能力を借りることによって、膨大な計算を行い、みんなで共有する1つの大きな取引台帳に追記を行っているのです。

ま、余力でマイニングできたのは過去の話で、今現在ではウン万円する機械を専用の部屋に設置して、月に2~3万円ってトコらしいので、個人ではとても採算の取れる作業ではありません。

と、いうことでコインの発行枚数の総量は決まってますので、法定通貨との相場は、需要と供給のバランスによって価値が上下します。

主要なビットコインの取引所

2017年現在は

ビットフライヤー

コインチェック

ビットバンクトレード

で、ビットコイン/日本円の取引が出来るようです。

あの事件・・・・

さて、ビットコインといえば「マウントゴックス事件」のことに触れないワケにはいかないでしょう。

2014年2月25日。当時世界最大のビットコイン取引所だった「マウントゴックス」社が機能停止状態に陥り、その後サイバー攻撃により、300億円以上のビットコインが盗まれたと発表しましたが、よくよく調べていくと、同社CEOのマルク・カルプレス氏が横領していたことが発覚。

結果カルプレス氏は逮捕され、4月にはマウントゴックスも破産してしまいました。

もちろん、お金は戻ってきません。

ココからは推測なのですが、会社の口座とカルプレス(敬称略)の口座がごっちゃになっていたことと、取引のシステムを彼が私物化していた(彼しか入れない部屋にシステムコンピュータがあったらしい)、そして彼がIQ190とも噂される天才プログラマーであったことから、たぶん、顧客から預かったお金をビットコインに変えた”ように見えるシステム”を作って、実際は全てフトコロに入れており、予想外に値上がりしたビットコインの返金が出来なくなったんじゃないでしょうか。

ま、「ビットコイン」という商品を使った投資サギですな。

証拠にマウントゴックスが倒産したにも拘らずビットコインの価値は上がっていますので、マウントゴックスの破たんがビットコインの信頼性には関係なかったことを意味していると言えます。

また、ビットコインを基にした金融商品(コインチェック)やFX取引のようなシステム(GMO)も登場していることから、今後日本においても普及はますます進むかと思います。

さて、どうするか・・・ビットコインを始めたいなら少額からがおすすめ

2009年に登場してから、数年で倍倍ゲームのように価値の上がってきたビットコイン。

普及が進めば、その価値はまだまだ伸びる要素を秘めていますが、そのボラティリティ(変動幅)の大きさから、”投資”というより”投機(ギャンブル)”の側面が強いことは否めません。

ですから、いきなり資産の多くをつぎ込むのはオススメできません。

最小投資単位は0.001BTC(200円)~0.005BTC(1000円)なので、このあたりからスタートしてみるのがいいかもしれませんし、他にもこんなビットコイン入手法もありますので、とりあえずは小額からの、宝クジを買うぐらいのスタンスがいいかと思います。

1BTCでも、いまなら20万円程度ですから、株やFXよりはポピュラーですね。

また、ビットコインの他にも「イーサリアム」「リップル」「ライトコイン」が準メジャーな仮想通貨として、存在感を増してきていますし、モナーコインやドージコインという地域通貨に近いシャレッ気の強い性格のものも意外な実力を持っているかもしれませんので、ビットコインに限らず、そういった「これからの」仮想通貨への投資が、案外に仮想通貨長者への道かもしれません。

まあ、私自身はウォーレンバフェットの教えの通り

“よくわからないものには投資するな”

を守り、しばらくは静観したいと思っています。

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