外貨預金のメリット・デメリット【FXとどちらが良いのか比較検証】

資産運用のために高金利の外貨に投資をしてみたい場合、外貨預金とFXの二つの方法がありあります。

どちらが良いのかについては「銀行が提供している外貨預金には手を出すな」の記事でも書いていますが・・・・

圧倒的にFXの方が外貨預金よりも優れています

ですが、いまだに多くの人が外貨預金に流れてしまい、証券会社や銀行の利益に貢献してしてしまっていますので、改めてここで外貨預金とFXとの違いについて解説させていただきます。

外貨預金の特徴

外貨預金は銀行や証券会社が扱っているサービスで、銀行や証券会社に日本円を預け、銀行や証券会社が外貨口座に預入をしてくれ、金利や為替差益を得ることができるサービスです。

FXの特徴

FXはFX会社に証拠金と呼ばれる担保金をFX会社の口座に預け、その証拠金の金額の25倍までの範囲内で円と外貨を交換する取引をすることができるサービスです。円と外貨の金利差のことをスワップといい、外貨預金の金利と同様、FXもスワップ収入を得ることができます。

外貨預金とFXの違い、どちらが良いのか?

では、外貨預金とFXはどちらが良いのでしょうか。以下の点で見ていきましょう。

外貨預金は手数料が高く、金利が低く、いいとこなし!

手数料と金利についてFXと外貨預金を比較してみましょう。外貨預金を取り扱っている楽天銀行の外貨普通預金とFX会社大手のSBIFXトレードを比較してみました。

米ドル

会社名手数料・スプレッド金利・スワップ
楽天銀行25銭0.01%
SBI FXトレード0.27銭~4円(約0.1%)

豪ドル

会社名手数料・スプレッド金利・スワップ
楽天銀行45銭1.4%
SBI FXトレード0.27銭65円(約2.8%)

NZドル

会社名手数料・スプレッド金利・スワップ
楽天銀行45銭1%
SBI FXトレード1.79銭~3.77銭88円(約3.5%)

南アフリカランド

会社名手数料・スプレッド金利・スワップ
楽天銀行30銭3%
SBI FXトレード0.99銭~1.99銭140円(約5%)

いかがでしょうか。手数料面ではまず、10倍~30倍も違うことがわかります。

FXのほうがかなり安くなります。また、外貨預金の米ドルを見てもらいますと手数料が25銭となっています。1ドル100円と考えると0.25%の手数料がかかることになります。それに対して利率はどうでしょうか。なんと25分の1の0.01%となっています。

すなわち、金利目的で投資した場合は25年預けないと手数料分を回収できないことになります。それであればわざわざリスクのある外貨に投資せず、日本円で保有していたほうがいいですよね。

外貨預金はあまりに手数料が高いため、せっかく外貨預金をしても手数料で元本割れしてしまうことがほとんどです。大きく円安になれば確かに為替差益を得ることができますが、それはFXも同じです。

さて、外貨預金には定期預金もあります。各社の定期預金の手数料と利率も見ておきましょう。

米ドル

会社名手数料普通預金定期1ヶ月定期6ヶ月定期1年
楽天銀行25銭0.01%2.00%0.10%0.20%
シティバンク1円0.01%0.01%0.01%0.03%
じぶん銀行25銭0.02%0.05%0.07%0.18%
みずほ1円0.01%0.03%0.03%0.03%
UFJ銀行1円0.01%0.301%0.301%0.301%
三井住友銀行1円0.01%0.01%0.01%0.01%

定期1ヶ月の中には楽天銀行の2%のようにFXの金利より高いものがあります。

ですが、よく考えてみてください。1ヶ月で満期が来るということは1ヶ月でまた手数料を払う必要があるという意味ですよ。例え、2%という高金利でも1ヶ月では12分の1で0.1%ちょっとです。

それに対して25銭(0.25%)の手数料がかかれば、銀行は儲かるしかありませんよね。預けたあなたは当然元本割れしてしまいます。

銀行や証券会社は定期1ヶ月なんて預ければ手数料がだけ儲かることを知っています。あなたが損をすることを知っているにもかかわらず、外貨預金をすすめてくるということなんです。決して騙されてはいけません。自分の頭でよく考えて判断してください。

米ドルについては手数料を安くドルを買う方法とはの記事でも詳しく書いていますので参考にしてください。

FXの方が外貨預金よりもリスクが低い

次に利便性とリスクの面についてです。

外貨預金は銀行や証券会社で手続しなければならず、また、営業時間内でなければ取引をすることができません。また、定期預金であれば満期が来るまでは自由に引き出すことは原則できません。

一方、FXはネット環境があればいつでも24時間取引をすることができます。スマホでも取引ができます。

では、例えば夜22時あたり、アメリカで金融緩和など、重大な政策のニュースが出たらどうでしょうか。一気に円安ドル高が進み、米ドルに投資していたあなたの為替差益が膨らんでいきます。

この時、FXであればすぐに利益を確定させることができますが、外貨預金であれば、日本の営業が始める朝9時までは動かすことができませんし、定期預金であれば満期が来るまで引き出すことができなくなります。

ずっと円安ドル高が続けばいいですが、維持的に暴騰するのが相場というものです。朝になればある程度落ち着いてしまい、FXであれば得ることができたはずの利益を外貨預金に投資している場合は失うことになります。

逆の場合はどうでしょうか。あり得ない話かもしれませんが、米ドルがデフォルトしてしまうという報道が入ったとします。一気に円高ドル安が進みます。

FXであれば即時に決済して損切することができるかもしれませんが、外貨預金の場合は営業時間内でしか取引ができません。外貨預金を引き出せるときにはすでにあなたのドルは紙切れになってしまう可能性があります。

FXでは適時に利益を確定させることができ、損失も限定させることができますが、外貨預金では利益を確定させるチャンスを失い、損失が膨らむのを見守ることしかできません。

FXのほうが利便性、リスクの面で優れていることがご理解いただけましたでしょうか。

また、FXは分割で決済することも可能です。例えば米ドルを100万円分投資していて、為替差益が膨らんだので50万円分決済し、別の投資に充てる、といったことも可能です。

外貨預金も普通預金であれば可能なのかもしれませんが、適時に行うことはできませんし、毎回高い手数料がかかってしまいます。

外貨預金に信託保全はない

FX会社は全て信託保全義務が課せられています。すなわち、これは個人から預かったお金はFX会社の資産とは別に管理する必要があるという義務です。これにより、FX会社が仮に破たんしたとしても預けたお金は保障されることを意味します。

一方、外貨預金はどうでしょうか。実は外貨預金にはこうした保全義務がありません。すなわち、銀行に預けたお金を投資した外国の金融機関などの運用先が破たんしてしまえば、お金は戻ってこないことになります。外貨預金は実はかなりリスクの高い投資であることが言えます。

日本の普通預金と違い、外貨預金にペイオフ制度はありません。

なぜFXがリスクの高い危険な投資であるといわれているのか?

これほどまでにFXの方が外貨投資に適しており、かつリスクも低いというのにもかかわらず、なぜFXのほうがリスクが高いと言われ続けているのでしょうか。

それは証拠金の25倍までの取引ができる(レバレッジをかけることができる)からです。

また、最低取引通貨単位がほとんどのFX会社で10,000通貨単位(1ドル100円の場合は100万円)であるということがリスクが高いと言われている原因です。

ですが、そのリスクは容易に下げることができます。

まず、レバレッジを25倍にできるという点ですが、できるというだけで、しなければいいだけです。

FXでは例えば10万円をFX口座に入金すればその25倍、すなわち、250万円分の取引をすることができます。250万円分の取引をすれば、それが240万円にまで下がった時にロスカットされ口座のお金は強制決済されてしまいます。これは確かにリスクが高いです。

ですが、口座に250万円預けておき、250万円分の外貨に投資した場合はどうでしょうか。その外貨が0円、すなわち通貨がデフォルトしない限り、取引は続けることができ、金利も入ってきます。これであれば外貨預金とリスクは変わらないのではないでしょうか。

FXはリスクが高いというのは全くの誤解で、リスクを高くすることができるというのが正しい理解です。

また、FXでは最低取引通貨単位が10,000単位であるというリスクもあるのですが、FX会社の中ではSBI FXトレードのように1通貨単位から取引ができる会社もあります。1通貨単位ということは1ドル100円なら100円から取引ができるということです。

高金利 おすすめの外貨

以上、FXのほうがリスクも含めあらゆる面で外貨預金より優れていることがご理解いただけましたでしょうか。外貨に投資したいのであれば外貨預金には手を出してはいけません。FXがどうしても嫌だとういうのであれば、外貨投資そのものをあきらめたほうがいいでしょう。

では、外貨に投資するのであればFXの方が良いということがご理解いただけた方向けにおすすめの通貨を紹介します。高金利(スワップ)目的で投資をするのであれば以下の3国の通貨がおすすめです。

オーストラリアドル:約2~3%

ニュージーランドドル:約2.5~3.5%

南アフリカランド:約4.5~5.5%

トルコリラ:約8~10.5%

以前の金融危機と比較しますと金利は下がっていますが、それでも未だ高い金利を得ることができます。

最適のFX会社とは

FX会社は会社によって金利や手数料が異なります。通貨ごとに適しているFX会社がありますのでご紹介いたします。

通貨最適FX会社スプレッドスワップ参考リンク
米ドルSBIFXトレード0.27銭~13円米ドルの外貨預金はFXで代替せよ!【金利、手数料、リスクを比較検証】
ユーロ円SBIFXトレード0.69銭~-13円ユーロドル(EUR/USD)FXにおすすめのFX会社とは【スプレッド最小比較】】
豪ドルSBIFXトレード0.4銭約85円(3%)オーストラリアドルの外貨預金をFXでする方法
NZドルヒロセ通商1.4銭約60円(3.0%)ニュージーランドドルの外貨預金をFXでする方法
南ア・ランドSBIFXトレード0.99銭約140円(約5%)南アフリカランドのFX投資で少しずつスワップ収入を得ています【目指せ金利生活】
トルコリラヒロセ通商4.9銭約90円(約10%)トルコリラFXで堅実にスワップ収入を稼ぐ方法を検証しました。
スプレッドは取引1回当たりの手数料を意味します。スワップポイントは10,000通貨単位ごと(ランドは100,000通貨)の1日の金利を意味します。

特にSBI FXトレードは1通貨単位ごとに取引ができるため、初心者にもおすすめできるFX会社です。

外貨預金とFXの違い どちらが良いのか まとめ

以上、外貨預金とFXの違いはどこにあるのか、どちらが良いのかについてまとめますと

  1. FXの方が外貨預金よりも手数料が数十倍安い、外貨預金は手数料で元本割れする
  2. FXの方が外貨預金よりも金利が数倍高い
  3. FXのほうが信託保全されており、リスクが低い、外貨預金にペイオフ制度はない
  4. FXでもレバレッジをかけなければ外貨預金とリスクは同じ
  5. FXは24時間いつでも取引ができるのに対して外貨預金は営業時間中でなければ取引ができない

以上のことから・・・外貨に投資したいのであればFXでするべき

という結論になります。

外貨預金はリスクが低いという言葉には騙されないでください。

以上、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

FX初心者の方は併せて以下もご覧になっていただくと役立つかと思います。
改めて初心者におすすめのFX業者(証券会社)はどこなのか選び方について書きたいと思う

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