原油価格暴落は投資のチャンスか?【原油先物に少額から投資する方法】

原油価格が大きく下落していますが、将来回復するという前提に立てば投資のチャンスとも考えることができます。

原油に投資する方法、原油投資初心者の方にもおすすめの投資法について紹介します。

累計30,000viw達成しました!本当にありがとうございます。原油価格大幅下落に伴い当記事の注目が集まっています。(2016年2月29日)

原油価格が大幅に下落

現在、原油価格が下落しています。
原油価格

2014年末にかけて3ヶ月程度で30%以上下落しています。

原油価格が下落している原因は諸説ありますが、一つにアメリカのシェールガスに対抗するためであると考えられています。

原油に代替する燃料としてシェールガスの開発が進んでいますが、原油市場がシェールガス市場にシェアを奪われないために供給量を増やし、価格を下げているということが一つの理由です。

また、原油生産国のロシア情勢の悪化も大きな理由になっています。ロシア情勢が悪化し、ルーブルも暴落しています。(参考:ロシアルーブルの外貨預金をFXでする方法

また、原油価格に大きく連動する南アフリカランドも暴落しています。(参考:南アフリカランド円が一時9円割れ!暴落は買いのチャンスか?今後の見通し

とはいえ、原油は有限な資源です。

しばらくは下落するかもしれませんが、いずれも底打ちし、元値に戻る可能性はあります。そう考えると、現在の原油価格の暴落は投資のチャンスと考えることもできます。

追記:2016年2月現在も更に原油価格の下落が続いています。

WTI推移
SBI証券:WTI原油先物チャート)

原油価格の下落はさらに続いています。ISISの資金源を断つためであるとも言われ、今後も下値を模索していく可能性が高いようです。

原油に投資する方法 少額から投資できる原油先物ETF

では、一般個人投資家が原油に投資することができるのでしょうか。

原油そのものには投資することはなかなか難しいですが、原油先物価格に連動するETF(上場投資信託)には少額から手軽に投資することができます。

1株1,500円~10,000円で1株単位で買うことができるため、少額から原油ETFに投資することができます。(2016年2月現在では700円台まで下落しています。)

原油価格に連動するETFは以下の銘柄です。

  •  ETFS WTI原油上場投資信託(1690)
  • (NEXT FUNDS)NOMURA原油インデックス上場 (1699)
  • NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油 ダブル・ブル ETN(2038)
  • NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油 ベア ETN(2039)

ETFとは上場している投資信託で他の通常の株式と同様に証券会社を通じて売買することができるものです。手数料等の取扱も現物株式と同様になります。原油ETFとはETFの中でも原油価格に連動するETFのことを言います。

ETFには日経平均株価や商品市況などに連動した商品が多く、原油価格に連動した上記のような銘柄もあり、注目を浴びています。

では、上記現有価格に連動するETFをそれぞれ見ていきましょう。

・ETFS WTI原油上場投資信託(1690)

原油1690

ETFS WTI原油上場投資信託は原油価格に連動して株価を変動させています。この銘柄は流動性がほとんどなく、約定するとかなりの値幅になります。私も安いときに買うようにしていますが、市場参加者が少ないため、予想外に安い価格で約定したり、予想以上に高い価格で約定したりします。謎にストップ高になったりもしています。

流動性が低いため、連続した売買には向いていませんが、ある程度の値幅を広げて指値でじっと待っていると時々良い価格で約定して、思わぬ利益を得ることができますので、時々見るようにしましょう。この銘柄も原油価格に連動して下落しています。流動性が低いので、長期投資向けですね。

・(NEXT FUNDS)NOMURA原油インデックス上場 (1699)原油1699

1690と比較するとこちらのほうが市場参加者が多く、売買が盛んにされています。原油価格とほぼ同じ変動率で株価が変動しています。わかりやすいのはこちらですね。

・NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油 ダブル・ブル ETN(2038)
原油2038

これも原油価格に連動して株価が変動する銘柄ですが、「ダブル」という名前がついている通り、原油価格の約2倍の変動率で値動きする銘柄になります。15,000円台だった株価も現在では5,000円を割り、約3分の1になっています。

上記のNOMURA原油インデックス上場 (1699)のほうは1,000円から600円と、約40%の値を下げているのに対して、この原油 ダブル・ブルETNは約70%下落と、はっきり2倍とまではいかないまでも、下落率が2倍近くさがっています。

・NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油 ベア ETN(2039)
原油2039

この銘柄も原油価格に連動する銘柄なのですが、「ベア」とついている通り、原油価格とは逆の値動きをします。すなわち、原油価格が下落すればするほど、この銘柄は株価を上げていく性質を持っています。今回の原油安の前に買いを仕込んでいれば、利益を得ることができたというわけですね。

原油ダブルブル2038に投資

上記銘柄で特に注目したいのが「NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油 ダブル・ブル ETN(2038)」です。

もう一度チャートを見てみましょう。
原油2038

2014年9月には15,000円近くあった株価が2015年には情勢の影響で5,000円を割っています。

追記:2016年2月には原油価格続落に伴い、2038もさらに下落しています。

2038の下落
SBI証券:2038株価チャート

原油価格がまた元値に回復するという前提に立つのであれば、現在の株価は割安であると考えられます。

将来、情勢の悪化に伴い原油の輸出が規制されたり、減産をしだすと必然的に原油価格が上がることが想定されます。

そこで、今は株価が割安になっているという前提に立ち、原油価格に連動するETF/ETNに投資するという選択が考えられます。

ETFは現物で投資ができますので、原油価格がどれだけ今後下落するのかは想像できませんが、レバレッジをかけずに現物でいくらか投資しておくというのは一つのいい投資なのかもしれません。

ダブルブルはレバレッジをかけない現物投資でも2倍の値幅をねらえるので投資の妙味のある銘柄になっています。

原油投資におすすめの証券会社

ETFは通常の上場株式と同じ取扱いになります。ですので、株式取引手数料の安い証券会社を選べば、原油ETFの手数料も同じく安くなります。

➢手数料の安さを重視 GMOクリック証券

手数料の安さを重視するのであればGMOクリック証券がおすすめです。約定代金20万円まで97円と他の証券会社よりもかなり安くなっています。信用取引の手数料も安く、ヘビートレーダーの方にとっても使いやすい証券会社です。

参考:結局どこの証券会社が一番良いのか【投資初心者にもおすすめの証券口座の選び方】

2015年11月13日追記:カブドットコム証券が大幅に現物株式の手数料を引き下げを行い、約定代金10万円以下は何と97円となり、GMOクリック証券の105円より安くなってしまいました。手数料の安さと長期保有両方を勘案してもカブドットコム証券がおすすめとなります。

➢長期保有を想定 カブドットコム証券、SBI証券

ただ、原油価格はロシア問題、シェールガス問題、ISIS問題等が解決しないとなかなか元値にはならないでしょう。そのため、長期投資が想定されます。株価が元値の10,000円台を突破するには半年~1年以上は保有し続けることになるかもしれません。

原油ETFを長期保有することを想定すれば、貸株サービスを提供しているカブドットコム証券またはSBI証券がおすすめです。

貸株サービスを利用すれば、長期保有している間に貸株に出すことで貸付料を得ることができます。貸株利率は通常は年利0.1%ですが、流動性の高い「NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油 ダブル・ブル ETN(2038)」は1%の利息がついているときもあります。銀行の預金に預けているよりお得です。

参考:塩漬け株を貸株で有効活用して儲ける方法

4,000円台の「NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油 ダブル・ブル ETN(2038)」をある程度買っておき、10,000円台に戻るまで保有し続けます。

貸株に出して0.1%~1%程度の貸株料を得つつ、長期保有することができます。4,000円よりさらに下落してきた場合も買い増しをしていき、長期的に保有します。現物投資であればロスカットの心配はありませんし、塩漬けしながら貸株収入を得ることができます。

貸株原油
(2015年4月の利率は0.5%になっています。)

貸株だぶるぶる
(2016年2月、3月ともに1%まで上昇しています。)

貸株収入があれば手数料の安さ以上に利益を得ることが可能ですので、長期保有するのであれば貸株を利用するといいでしょう。

また、NISA口座を開設すればカブドットコム証券またはSBI証券でも手数料が無料になりますので、NISA口座を開設していないのであれば、カブドットコム証券またはSBI証券で開設しておくのがいいでしょう。

➢1日の約定代金が10万円未満なら松井証券

1日の約定代金が10万円未満と比較的少額になるのであれば松井証券もおすすめです。

松井証券は1日の約定大金が10万円未満の場合、現物株式売買手数料は無料になりとても有利です。

その点、原油ダブルブル2038は1株から取引ができ、株価も1000円前後ですので、1日の約定代金は10万円未満にすることが容易にできます。少額取引で売買コストを抑えるなら松井証券で取引するのもおすすめですね。

ただし、他の上場銘柄等で1日の約定代金が10万円を超えてしまうと手数料がかかり、その場合はGMOクリック証券等の手数料の安い会社より手数料が高くなりますので、少額専門口座として使うことになります。

>>1日10万円未満なら手数料無料 松井証券

➢NISA口座開設特典で手数料無料

NISA口座開設特典で現物株式手数料が無料になる証券会社があります。

カブドットコム証券:2016年の現物株式手数料無料

SBI証券:NISA口座での取引手数料(国内株(売・買)、および海外ETF(買))は恒久無料

GMOクリック証券:現物株式恒久無料

ETFも現物株式と取扱は同じですので、NISAの対象ですし、また、NISA口座開設特典で手数料が無料になります。まだNISA口座をお持ちでないなら、手数料が無料になる上記3社から選ぶことをおすすめします。

レバレッジをかけて投資するなら原油CFD

原油に投資する方法としてCFD(差金決済取引)を使うという方法があります。CFDであれば、レバレッジをかけた取引ができますので、資金が少なくても大きな取引をすることができます。ただし、ハイリスクな投資になりますのでご留意ください。商品CFDであれば20倍までレバレッジをかけることができます。

原油CFDはGMOクリック証券(CFD)が取り扱っています。

原油価格暴落は投資のチャンスか? まとめ

以上、原油に少額で投資する方法をご紹介しました。

  • 原油は原油価格に連動するETFで少額から投資をすることができる
  • 原油ダブル・ブル ETNなら2倍値動きをするため投資の魅力がある
  • 原油は今後も必要とされる資源であると考えると現在の原油安は投資のチャンスと考えられる
  • 原油に長期投資するのであればSBI証券、カブドットコム証券で貸株に出して貸株料をもらいながら長期保有するのがおすすめ
  • 原油ETFも現物株式と同じ扱いのためNISAの対象になる
  • NISA口座を開設するなら現物株式手数料無料特典がある証券会社がおすすめ

上記で紹介した各投資方針別で適した証券会社は以下の通りです。

証券会社メリット・デメリット投資方針おすすめ度
カブドットコム貸株サービスが使えるので、原油ETFを長期保有しつつ、貸株金利(0.5%~2%)を得ることができる。堅実に現物投資をして、値上がりまで長期保有する方におすすめ。ただし、GMOクリック証券と比較すると手数料が高い、ただし、NISA枠であれば手数料無料中~長期投資★★★★
SBI証券口座開設数NO1の大手人気証券会社。貸株サービスを取り扱っており貸株金利はカブドットコム証券に引けを取らない。ただし、GMOより手数料が高い。NISA枠であれば手数料無料中~長期投資★★★
GMOクリック証券現物株式、信用取引手数料が安い。コスト面を重視するのであればおすすめ。ただし、貸株サービスがないため、長期保有する場合はカブドットコム証券の方が得になる場合がある。中~長期投資★★
GMOクリック証券(CFD)レバレッジは商品CFDで20倍とハイレバレッジな取引ができる。(株の信用取引は約3倍まで)堅実な投資には向いていない、上級者向け短~中期投資

原油価格がいつ回復するかはわかりませんが、今後も必要な資源ですので、回復を待ちながらETFにも投資してみたいと思います。

以上、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。投資は自己責任でお願いいたします。

原油ETFに投資するなら⇒カブドットコム証券

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原油価格暴落は投資のチャンスか?【原油先物に少額から投資する方法】” に対する意見

  1. 原油価格が下落方向にある為、投資を考えています。

    手元資金:100万円
    保有年数:3~5年
    上記内容でベストな投資方法をご教授願います。

    • 絵村さん、初めまして。
      コメントありがとうございます。
      投資の直接的な助言はできませんので上記記事を参考にしてください。
      また、メルマガも参考にしていただけますと幸いです。

  2. 初めまして
    NEXT NOTS 日経・TOCOM原油 ダブル・ブルETN(2038)は、価値が0円になったり上場廃止になる事もあり得ますか?
    もしあるならば、その際のWTIの価格はいかほどの時でしょうか

    • クワガタちゃん、初めまして。コメントありがとうございます。
      ETNに限らず、全ての銘柄は上場廃止の可能性はあります。
      実際どうなるかはわかりかねます。

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